catch-img

見えない敵を撃退する:ドッペルゲンガードメイン対策の最新技術

​​​​​​​​​​​​​​

目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.最新技術による対策
    1. 2.1.SPF、DKIM、DMARCの設定
      1. 2.1.1.SPF(Sender Policy Framework)
      2. 2.1.2.DKIM(DomainKeys Identified Mail)
      3. 2.1.3.DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)
    2. 2.2.メール誤送信防止サービスの導入
    3. 2.3.ドメイン監視ツールの活用
    4. 2.4.フィルタリング機能の活用
    5. 2.5.多要素認証(MFA)の導入
  3. 3.まとめ

はじめに

ドッペルゲンガードメインによる攻撃は、正規のドメインに似せた偽のドメインを利用して、ユーザーを騙し、機密情報を盗むことを目的としています。

ドッペルゲンガードメインによる攻撃を防ぐ第一の方法としてメール送信時に宛先をよく確認することが挙げられますが、人間の目視によるチェックには限界があります。また、ドッペルゲンガードメインは使い慣れたメールアドレスのタイピングミスや、全員への返信でCCに含まれていたメールアドレスに誤りがあったなど、誰にでも起こりうるヒューマンエラーが原因となる場合が多くあります。

しかし、最新の技術を活用することで、ドッペルゲンガードメインによる脅威を効果的に封殺することができます。本コラムでは、DMARC、メール誤送信防止サービス、ドメイン監視ツール、最新技術の活用に焦点を当てながら様々な対策手段を紹介していきます。これらの技術を組み合わせることで、企業はサイバー攻撃からの防御を強化し、安全なオンライン環境を維持することができます。

最新技術による対策

ドッペルゲンガードメインによる攻撃に対して、以下のような最新の技術を活用した対策が有効です。

SPF、DKIM、DMARCの設定

メールの信頼性を確保するために、SPF(Sender Policy Framework)、DKIM(DomainKeys Identified Mail)、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)などの認証技術を設定することが重要です。これにより、ドッペルゲンガードメインによる不正メール送信を防ぐことができます。

SPF(Sender Policy Framework)

SPFは、送信者のドメインがどのメールサーバーからメールを送信することを許可するかを定義する仕組みです。具体的には、ドメインのDNSにSPFレコードを設定し、許可されたIPアドレスのリストを作成します。受信側のメールサーバーは、受信したメールの送信元IPアドレスがこのリストに含まれているかを確認します。これにより、なりすましメールやスパムメールのリスクを軽減できます。

【例】
企業が自社のドメインを使用してメールを送信する際、SPFレコードにそのメールサーバーのIPアドレスを登録します。受信者のサーバーは、メールがそのIPアドレスから送信されたかを確認し、正当なメールであるかどうかを判断します。

DKIM(DomainKeys Identified Mail)

DKIMは、メールの内容が送信中に改ざんされていないことを保証するための技術です。送信者は、メールに電子署名を付与し、その署名を検証するための公開鍵をDNSに登録します。受信側のサーバーは、メールに付与された署名を確認し、送信者が本物であるか、メールの内容が変更されていないかを検証します。

【例】
企業がメールを送信する際、送信者は自分の秘密鍵でメールに署名します。受信者は、DNSから取得した公開鍵を使用してその署名を検証し、メールが改ざんされていないことを確認します。

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)

DMARCは、SPFとDKIMの結果を統合的に扱う仕組みです。具体的には、受信側のサーバーがSPFとDKIMの検証結果を照合し、メールの差出人ドメインが正当であるかを確認します。さらに、送信ドメインの管理者は、認証に失敗したメールをどのように処理するかをポリシーとして定義できます。

【例】
企業がDMARCポリシーを設定することで、認証に失敗したメールを「隔離」または「拒否」するように指示できます。これにより、なりすましメールのリスクをさらに低減できます。

これらの技術は、送信元のドメインが本物であることを確認し、偽のドメインからのメールをブロックします。

メール誤送信防止サービスの導入

メール誤送信防止サービスは、ドッペルゲンガードメインへの誤送信を防ぐための効果的なツールです。SCSK Minoriソリューションズの「PlayBackMail Online」は、送信先がドッペルゲンガードメインに該当する場合、メール送信を強制保留する機能を持っています。この機能により、誤送信のリスクを大幅に軽減できます。

ドメイン監視ツールの活用

ドメイン監視ツールを使用することで、自社のドメインに似たドッペルゲンガードメインを特定し、早期に対策を講じることができます。ツールの導入も、企業が自社のドメインに似た危険なドメインを特定し、リスクを評価するのに役立ちます。これにより、攻撃者が悪用する可能性のある類似ドメインを早期に発見できます。

フィルタリング機能の活用

メールシステムのフィルタリング機能を使って、既知のドッペルゲンガードメインへのメール送信をブロックすることができます。特に、タイプミスや誤送信が発生しやすいドメインについては、フィルタリングルールを設定しておくことが効果的です。

多要素認証(MFA)の導入

多要素認証は、アカウントへの不正アクセスを防ぐための強力な手段です。ドッペルゲンガードメインを利用したフィッシング攻撃に対しても、MFAを導入することで、パスワードが漏洩しても、攻撃者がアカウントにアクセスするのを防ぐことができます。

まとめ

ドッペルゲンガードメインによる攻撃は、企業や個人にとって深刻なリスクをもたらしますが、最新技術を活用することでそのリスクを軽減することができます。

SPF、DKIM、DMARCの設定、メール誤送信防止サービスの導入、ドメイン監視ツールの活用、多要素認証の導入など、さまざまな対策を組み合わせることで、サイバー攻撃からの防御を強化することができるのです。

SCSK Minoriソリューションズは、ドッペルゲンガードメインをはじめとするサイバー攻撃の最新動向に精通しており、これらの対策手段を総合的に支援しています。企業の皆様のセキュリティ強化をトータルサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

SCSK Minoriソリューションズ
SCSK Minoriソリューションズ
SCSK Minoriソリューションズ メール誤送信防止ソリューション「PlayBackMail Online」製品チームです。

人気記事ランキング

タグ一覧